補いの不倫

若い頃、やはり何かが足りなくて、

飢餓感が常にまとわりついていた。

ただ、その頃は、実際に何も無くて、

何もかも足りなくて。

でも、求めれば手に入る可能性があった。

ガツガツと貪欲に求め続けた。

今

求めるモノの質が違う。

今あるモノは、もうココにある。

何も無くてガツガツしていた頃と違う。

あるモノの上に更に求める。

手放さない。

失ったモノも多い。

若さ。

希望。

未来。

ときめき。

初々しさ。

チャレンジ。

それを補うようなパテでいい。

チョコっと穴の開いた私の心を塞いで欲しいの。

先が見えるとツマラナイ。

限界が見えてると空しい。

補うだけじゃモノ足りない。

キラキラと輝くような底なしの欲求はもうイラナイ。

これだけは。。。

いつまでも輝いていたい。。。

贅沢は言わない。

アレもコレもと言わない。

彼と繋がっていたい。

それだけです。