二つの顔

2004年9月26日 恋愛
彼は二面性があるのかも知れない。

奥さんに見せる顔。

私に見せる顔。

イヤ

彼だけじゃない。

私だってそうだ。

夫に見せる顔。

彼に見せる顔。

彼は出会ってスグの頃、それでとても悩んでいた。

奥さんが自分を見ないのはナゼか。

奥さんが自分を認めないのはナゼか。

自分が何をした!

怒りさえ覚え、わからない!わからない!

と、吐き出すように私に言った事がある。

家族のタメにと仕事をしている。

イイ父親であろうとガンバッた。

イイ亭主であろうとガンバッた。

アレもコレもソレもガンバッて努力した。

でも

認めて貰えなかった。。。

何かしてもウザがられた。

無視された。

普通だと思っていた事をことごとく否定された。

「私は普通じゃないのか!」

家族のタメに働き、

家族のタメに出来る事は惜しみ無くしてきた事。

彼は怯えていた。

奥さんの顔色を伺う日々。

何がイケナイんだろう。。。

ビクビクと悩み。

オドオドと考え。

何か足りない事があるんだろう。と、

必死で探す。アセル。

何が足りないか尋ねても教えてくれない。

「自分で考えろ。」と、言われてしまう。

限界だった。

そして家を出た。

今でも彼は自分を責める時がある。

何かが足りなくても、見つけられなかった。

そして、それとは逆に

何も足りないモノは無いのに、

奥さんがインネンを付けててただけなんじゃないかと、

そう思う時もある。

__________

私に見せる彼の顔は

優しくて

情熱的で

大きくて

細やかで

とてもシアワセそうで

死ぬ程愛してくれる。

こんなにステキな人にナゼ?

ナゼ奥さんは、ああまで嫌ったの?

私が聞くまでも無く、彼は答えた。

「貴女に見せてる顔と妻に見せてる顔。

自分では同じようにしているつもりで居た。

でも、違ったかも知れない。

貴女は私を精一杯愛してくれる。

だから、私も貴女の愛に精一杯応える。

妻からは、愛は全く感じられなかった。

だから、私も愛を返せなかったんだろう。

家族として養うのは、義務だから。

愛では無かった。

家族として大事にしてきたつもりでいた。

でも、子供の手前の見せ掛けだったのかも。」

彼の言葉はマンマ、私も夫に当てはまる。

そう思った。

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