彼と出会った頃

彼は生きる目的を見失い、疲れていた。

何のタメに働き、何のタメに生きるのか。

崩壊した夫婦。

間に挟まれ戸惑う子供さん。

壊れた夫婦でも子供はどちらのモノでもない。

彼は彼なりに父親としての責任も愛情もある。

子供のタメ

そのタメに働く意味もあったろう。

つまらない仕事。

合わない上司との関係。

生きる糧としてだけで意味も見出せず働いていたようだ。

ただ。。。子供さんを愛しても愛しても

愛を注いでも、共に喜びを分かつ夫婦では無い。

寂しかったのだろう。

          

そんな時、私と出会った。

偶然では無かった。

必然だった。

愛してあげた。

愛に飢えた彼は、すぐに私に夢中になった。

半分死んでた彼。

半分諦めてた彼。

生きる意味を私に見出し、彼は生き返ったのだ。

面白い程に愛を吸い込む。

愛せば愛すほど

「もっと、もっと」と私を求める。

長年の死んだような生活で

彼の心は固い硬い殻に覆われていた。

私が優しくするとその殻は一つ剥がれ、

私が愛せばその殻は一つ剥がれ、

「もっと、もっと」と、子供のようにねだる。

愛に飢えた子供のように。

彼の生きる意味は私だ。

彼は私のタメに生きている。

自惚れとは思わない。

ソレ程、求められ、

ソレ程、愛されてると感じている。

だから、私もソレに応えたい。

何が出来るワケじゃない。

ただ、ソバに居るよ。

絶対に離れないよ。

そう信じ安心してくれればイイ。

私に出来る事はソレだけ。

私は貴方のモノ。

貴方は私のモノ。

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