不倫は絆創膏

私の内面は膿んでたのかも知れない。

認めたくは無かった。

自分は不幸だなんて認めたくなかった。

溢れ出そうな膿を必死で隠していたのかも知れない。

私は幸せヨ。

こんなに満たされてる。

私は不幸なんかじゃない！

誰にも知られたくない。

そう

自分でも気付きたくない。

シアワセなんだ。シアワセなんだ。

呪文のように自分に言い聞かせてきたんだろうな。

彼は私の膿が漏れ出さない為の絆創膏。

ドロドロと溢れ出しそうな膿を

彼で隠せていた。抑えていた。

それで表面上は保てていた。

体裁だけでも保てていた。

中身はドロドロの汚いまま。。。

絆創膏を引っぺがしたのは夫。

やっとどうにか収まっていたキズ口。

無理矢理、絆創膏を引っぺがした。

夫にとっては絆創膏なんてジャマだった。

オレが舐めてやる。

オマエのキズはオレが舐めて治してやる。

そんな気持ちだったんだろう。

そして。。。。。。

膿はあふれ出す。

ドロドロドロドロ。。。。。

剥がした夫すら止められない量。

剥がされた自分でも驚く程の量。

とめど無く。

とめど無く。

ドロドロドロドロ。。。。。

全部流れ出たアトには

何も無くなってしまった。。。

私は膿の塊だったんだ。